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Chonaso's Commentary

InternetやIT技術などについて知ったこと、試したこと、考えたことを書いていきます。

Seasar Conference 2015 Not 同窓会 But 卒業式 #seasarcon

Java Seasar2 勉強会 エンジニア

というわけで行ってきました。

個人的には技術云々のセッションにはほとんど参加せずいわゆる"エモい"セッションに多く参加しました。 ていうかずっとS405に居ました。

いきなりド頭から全員で1時間ひがやすをことDJ Yasuoの近況を聞くのかと思いきや、

「開発者としてある技術をやり遂げたら今の領域に居続けず次の挑戦に進んで欲しい。Seasar2から卒業して欲しい。」

Seasar2は2016年9月26日をもってサポートを終了。」

と重大発表。

Q.ISIDに組み込まれたSeasar(ビジネスとしてのSeasar)は?

A.ISIDにとってSeasar2はビジネスではなく、Seasar2をサポートすることで普及させる・信頼感を高めるためのものだった。また、商用サポートは手間がかかる割にお金にならない。

サポートは大変なのでフェードアウトしたかったのでは(ひが氏個人意見)。

Q.Seasar2からの移行先は?

A.腹案はある。(フレームワークの組み合わせなどで5年はいける構成、など)が、それを(ひが氏から)言うと影響力が強いので言わない。開発者に選択肢を与えたい。

これについての私個人のリアクションは別エントリで記載しようと思います。

※書きました→Seasar2使いがこの先生きのこるには - Chonaso's Commentary@hatenablog


SeasarとSmartNews、過去と未来

新卒時代にサーブレット直書き・生JDBC(PreparedStatement使ってたか怪しい)。 これはヤバいんじゃないだろうかという危機感を覚え必死にググりSeasarに出会いS2を使い始めていったという話から始まり、Blogopolis(S2+CubbyS2JDBCS2Flex)でYahoo! JAPAN Internet Creative Awardを受賞、その後会社を辞めて起業しCrowsnest(S2+CubbyS2JDBCS2RMI)でSXSW(South by Southwest)出展。しかしそこは圏外だった。その帰りの飛行機で圏外でも読めるニュースアプリという着想を得たとのこと。

その後、SmartNewsリリースにあたっては「開発者バイアス(自分ではいいものだと思ってしまう)」「これまでこだわってきたWebやパーソナライズを捨てる」「ユーザテストによって得たユーザのシビアな反応」といったキーワードが出てきましたが、一度は金銭的にも困窮を極めたもののプロダクトを作るという点では着実に進歩を遂げ満を持して、という感じがしました。

なお、現在はSeasar2からSpring系への移行中とのことです。


俺は守りに入らない、これが今の俺だ

ひが氏はマジでDJになろうとしていました。

どうもダンスフロア等で使えるハードウェアを開発するというプロジェクトにいるとのことで、「DJにインタビューではわからない。DJになってみないとわからない。」→DJ&トラックメイカーを目指すという本気モードでした。

DJ Yasuo氏の「素晴らしいアイディアが必ずしも使われるとは限らない。 開発者目線で作るのではなく、ユーザにとって何が価値があるかを考えなければならない。 Kickstarterは先に反響がわかるという点ですごくいい。」という話が印象的でした。


Seasarからクラウドへ、振り返って知る技術的に重要だった観点のある個人的観測について

Webフレームワークやライブラリからサービスへ、つまりはコンポーネント化の単位がデカくなっていく(開発者がカバーしなければならない範囲が大きくなっていく)的な部分から始まり、DIやAOPという考え方はパラダイムが変わっても活きるということが主題の話でした。

この時軽くトラブってて調査しながら聞いてました…ごめんなさい。

「Fault Injection Testing」についてはきちんと勉強しないとならないですね。


SmartNewsとBacklogの作り方

タイトル通り、SmartNewsやBacklogはどのようにして作られていったか、というパネルディスカッション。 技術要素の話はなかったです。

SmartNewsに関しては先ほどのセッションの延長という感じでしたが、 プロダクトとは人に使ってもらえなければならい、と文字にしてしまうと至極当然な大原則がポイントとなっていました。

そこにたどり着くには客観視と情熱のバランスが難しい。


SIは本当に終わったのか

00年代の終わり頃から言われているSIきのこる問題。私もSIer出身ということもありこれについては私自身も持論はあります。

しかしながらこのセッションはSIやSIerの闇にスポットを当てるというよりはSIとスタートアップの対比という点でのパネルディスカッションでした。

まずはDJ Yasuo氏によるスタートアップ失敗例

  • 「こういうアイディアがあるけどやらない?」→失敗する
  • xxxのyyyy版を作って→失敗する
  • どうユーザを獲得するかがないと失敗する
  • どうバズらせるかを事前に決めないと失敗する

自分がオーナーシップを持ってやれるかどうか、夢中になれるか、という点が重要だ、とのことです。

以下、気になったポイント

  • 技術的な負債はSI・サービス企業関係なく持っているが、それを見直せるサイクル(スパン)が違う
  • SIが難しいのはエンドユーザと開発者が遠いから
  • SIが成功するポイントは情熱を持ってやってるくれる人とやれるか(仕様書が降ってくる仕事・コンペの為の仕事ではなく)
  • 規模が小さいほどエンジニアに裁量がある。大きな組織でも適切なチーム分けをし裁量を与えることで効率的に動ける。

    • (SIerでも)組織づくりの提案ならできるんじゃないか
  • スタートアップがよさそうに見えるが、企業は皆良いところだけメディアに発信している。

  • SIは失敗しても受注額分。スタートアップの失敗は身銭を失う。

5年ぶり?のSeasarカンファレンスは(個人的には)エモく幕を閉じました。

特にSmartNews浜本さんの話に刺激を受けました。 そして自分も何かやらなきゃというプレッシャーを勝手に感じています。 (やることはあるのでそれに熱を入れるということですが)

最近は社内で干され気味なのでそこをうまく活用したいと思います。

Seasarカンファレンス関係者・スタッフの皆さま、お疲れさまでした&ありがとうございました。