先日海外出張で台湾へ行ってきました。 初めての海外ということもあり準備の勝手がわからない状況でしたが、現地でちょっと困ったのが時計でした。
現在時刻が分かる持ち込み機器はスマートフォン(数種)、iPad、Apple Watch、Macbookと条件によって自動的に時刻が変わってしまうものばかり。そして日本と台湾の時差は1時間と体感上ほぼ違いがないというのが災いし「今表示されている時刻はどこの時刻なんだろう…」という状況に陥りました。
普段時計として主に使っているのはスマートフォンとその子機状態になるスマートウォッチ(Apple Watch)で、 基本的にはSIMが刺さっていればNITZによって現地時間に同期されるはず、なんですが設定をいじったりすると不意に日本時間に戻ってたりしてどうも不安です。
そこで思いついたのが「関係する複数のタイムゾーンを一覧できるようにすればよい」というものです。 iOSであれば時計アプリの世界時計で複数のタイムゾーンを同時表示できるので現在位置さえ分かっていれば現在時刻を確実に知ることができます。
でも毎回時計アプリを開くのは面倒です。 せっかくApple Watchを身に着けているのだからこれで時刻を確認したいものです。
フェイスの自作ができないApple Watch(2019/4/22時点)ですが、コンプリケーションを設定することで複数のタイムゾーンを表示することができましたのでその手順を残します。
海外に行かなくても普段UTCとJSTの狭間で過ごしているITエンジニアにもおすすめです(笑)
手順
(1) iPhone上で表示させたいタイムゾーンを世界時計に登録する
iPhone側の時計アプリから「世界時計」を選択して表示させたいタイムゾーンを追加します。
(2) Apple watchアプリのフェイス(文字盤)を追加する
iPhone側のWatchアプリを起動して「文字盤ギャラリー」を選択すると、追加したいフェイスが選べます。
コンプリケーションが設定できるフェイスは限られており、今回は最低でも2つ以上コンプリケーションが設定できるフェイスが必要です。
この用途の場合は5コまでコンプリケーションが設定できるモジュラーがおすすめです。「追加」をポチるとマイウォッチに追加されます。
(3) コンプリケーションの設定
「マイウォッチ」を選択すると追加されたフェイス(この場合はモジュラー)が並んでいます。
追加されたモジュラーを選択すると、コンプリケーションが配置できます。
コンプリケーションの項目にある「世界時計:〇〇〇〇〇(←追加したタイムゾーン)」を選択すると、そのタイムゾーンの時刻がApple Watchのフェイス上に表示されるようになります。
(4) UTCの表示
出来上がりはこんな感じです。もはやメインの時刻表示が不要な気もします。
今回はUTCも追加してみましたが、UTCはApple watchの言語設定が日本語だと「協定世界時」と表示されてしまいます。 特に小さい表示領域だと「協定…」と表示されるのでダサいです。
Apple Watch側の言語を英語にすると「UTC」になりました。(というか全部英語になります)
2019/11/1 追記
いつの間にか日本語でもwatch上で「UTC」表記になっていました。 (iPhoneアプリ上は「協定...」のまま)
普段も業務上台湾とのやり取りがありますので当分Watchはこの状態で使おうと思います。
ちなみに海外渡航には普通の時計を持っていくのをオススメします。